作業時には、プレゼンテーションをそのつど保存するように心がけてください。プレゼンテーションをはじめて保存した後は、Command + S キーを押すと、作業中に、毎回同じ設定を使用してすばやく保存できます。

OS X Lion(v10.7)以降を実行している場合は、「Keynote」によってプレゼンテーションが作業中に頻繁に自動保存されるため、アプリケーションが突然終了した場合でも、プレゼンテーションに加えた変更が失われる心配はありません。一方で、Command + S キーを押すと、プレゼンテーションの現在の状態の「スナップショット」がアーカイブに格納されます。このスナップショットの後で変更したり削除したイメージ、設定、またはテキストを元の状態に戻したい場合には、このアーカイブされたバージョンのプレゼンテーションに戻すことができます。

OS X Lion 以降を使用している場合は、iCloud Web サイト経由で iCloud にプレゼンテーションのコピーを保存できます。OS X Mountain Lion(v10.8)以降を使用している場合は、「Keynote」から iCloud にプレゼンテーションを直接保存できます。

プレゼンテーションをはじめて保存するには:
  1. 「ファイル」>「保存」と選択するか、Command + S キーを押します。

  2. 「名前」フィールドに、プレゼンテーションの名前を入力します。

  3. 「場所」ポップアップメニューから、プレゼンテーションを保存したいフォルダを選択します。

    目的の場所が「場所」ポップアップメニューに表示されない場合は、「別名で保存」フィールドの右側にある三角形の開閉ボタンをクリックし、プレゼンテーションを保存したい場所に移動します。

    「場所」ポップアップメニューが表示されない場合は、プレゼンテーションを保存したい場所に移動します。

  4. Mac OS X v10.5 以降の Finder でプレゼンテーションの「クイックルック」をしたい場合は、「書類にプレビューを含める」を選択します。

  5. 「Keynote '08」または「PowerPoint」を使ってプレゼンテーションを開きたい場合は、「コピーを保存」を選択し、目的のファイルフォーマットを選択します。

  6. プレゼンテーションを別のコンピュータで開く場合は、「詳細設定」をクリックし、プレゼンテーションにコピーする内容を指定するオプションを設定します。

    • オーディオとムービーを書類にコピー:  
      このチェックボックスを選択すると、プレゼンテーションに含まれているオーディオファイルやビデオファイルは保存され、プレゼンテーションを別のコンピュータで開いた場合でも再生されます。このチェックボックスの選択を解除するとファイルサイズは小さくなりますが、メディアファイルも転送しないとメディアファイルは別のコンピュータで再生されません。

      ムービーまたはオーディオを含めるときに、書類全体のサイズを減らす方法については、メディアファイルのサイズを減らすを参照してください。書類内に縮小したサイズのイメージを使用している場合に、書類サイズを減らす方法については、イメージファイルのサイズを減らすを参照してください。

    • テーマのイメージを書類にコピー:  
      このオプションを選択しないで、同じテーマがインストールされていない(独自のテーマを作成した場合など)コンピュータでプレゼンテーションを開くと、そのプレゼンテーションの表示は異なります。
  7. 「保存」をクリックします。

    プレゼンテーションが古いバージョンの「Keynote」を使って作成されている場合は、そのプレゼンテーションを同じフォーマットで保存するかどうかが確認されます。

OS X Lion または OS X Mountain Lion で特定のプレゼンテーションをアーカイブするには:

「ファイル」>「保存」(Mountain Lion の場合)または「ファイル」>「バージョンを保存」(Lion の場合)と選択するか、Command + S キーを押します。

アーカイブバージョンは、OS X Lion 以降を使用している場合にのみ作成できます。アーカイブバージョンのプレゼンテーションの復元については、プレゼンテーションのアーカイブバージョンを検索するを参照してください。

OS X Mountain Lion で「Keynote」から iCloud にプレゼンテーションを保存するには:

プレゼンテーションが開いている状態で、「ファイル」>「移動先」と選択し、「移動」ポップアップメニューから「iCloud」を選択してから、「移動」をクリックします。

プレゼンテーションは、ハードディスク上の前の場所から移動されて iCloud に保存されますが、インターネットに接続していない場合でも、引き続き開いて編集できます。プレゼンテーションのコピーをハードディスク上の別の場所に追加で保存する場合は、最初にプレゼンテーションを複製してから、コピーのいずれかを iCloud に移動します。iCloud の使用方法については、プレゼンテーションを iCloud に保存するを参照してください。

通常、Keynote プレゼンテーションを保存できるのは、OS X を使用するコンピュータおよびサーバのみです。「Keynote」は、Macintosh のサービスを実行する Windows サーバには対応していません。

「Keynote」をコンピュータにインストールしていないユーザとプレゼンテーションを共有する場合は、別のアプリケーションで使用できるようにそのプレゼンテーションを書き出すことができます。ほかのファイルフォーマット(QuickTime、「PowerPoint」、PDF など)でのプレゼンテーションの書き出しについては、プラットフォーム間でプレゼンテーションを共有するを参照してください。