OS X Lion(v10.7)以降をインストールした Mac を使用している場合は、Keynote プレゼンテーションのコピーを iCloud に保存して、別の Mac から、または iPad、iPhone、iPod touch 上の Keynote App から、プレゼンテーションにアクセスすることができます。これにより、最後に編集したときに使用していたデバイスに関係なく、常に最新のバージョンにアクセスできます。Mac で iCloud を設定したら、プレゼンテーションの最新バージョンを iCloud に保存できます。
また、サポートされているブラウザで iCloud Web サイトにアクセスして、iCloud に保存したプレゼンテーションを、OS X Lion 以降をインストールした別の Mac または Windows コンピュータに、Keynote ’09、PDF、または「Microsoft PowerPoint」のファイルフォーマットでダウンロードすることもできます。コンピュータを設定して iCloud を使用する方法については、設定に関する iCloud のヘルプトピックを参照してください。
複数のデバイスでプレゼンテーションを管理する場合に、iCloud がどのように動作するのかを以下に示します。
1 台のデバイスでプレゼンテーションを iCloud に保存すると、ほかのデバイスにプレゼンテーションが表示されるのは、ほかのデバイスをインターネットに接続した後です。
プレゼンテーションを編集して閉じた場合は、その時点でインターネットに接続していなくても、プレゼンテーションは保存されます。次回、インターネットに接続したときに iCloud に送信されます。
iCloud に保存する前に複数のデバイスでプレゼンテーションを編集した場合は、次回、オンラインで「Keynote」を開いたときに書類の競合が発生します。これを防ぐには、別のデバイスで編集する前に、作業したプレゼンテーションを iCloud に保存するようにしてください。競合が発生した場合は、編集したプレゼンテーションのいずれかを保存するか、またはすべてを保存するかを選択できます。
iCloud からプレゼンテーションを削除すると、同じ iCloud アカウントを使用するよう設定されたほかのすべてのオンラインデバイス上の Keynote アプリケーションからも削除されます。
iCloud では、同じ iCloud アカウントを使用するよう設定されたほかのすべてのオンラインデバイスに表示されるものと同じフォルダ編成が表示されます。
iCloud でプレゼンテーションのファイル名を変更すると、同じ iCloud アカウントを使用するよう設定されたほかのすべてのオンラインデバイスで、そのファイル名が変更されます。
iCloud を使用したプレゼンテーションの更新方法は、OS X Lion と OS X Mountain Lion(v10.8)のどちらを使用しているかにより異なります。
プレゼンテーションが開いている状態で、「ファイル」>「移動先」と選択し、「移動」ポップアップメニューから「iCloud」を選択してから、「移動」をクリックします。
プレゼンテーションは、ハードディスク上の前の場所から移動されて iCloud に保存されますが、インターネットに接続していない場合でも、引き続きアクセスして編集できます。プレゼンテーションのコピーをハードディスク上の別の場所に追加で保存する場合は、最初にプレゼンテーションを複製してから、コピーのいずれかを iCloud に移動します。
コンピュータのブラウザを使用して iCloud Web サイト(icloud.com/iwork)にアクセスし、Apple ID でサインインします。
「iWork」をクリックし、「Keynote」をクリックします。
ブラウザウインドウの右上にあるアクションメニュー(歯車のアイコン)をクリックし、メニューから「プレゼンテーションをアップロード」を選択します。
iCloud にコピーするプレゼンテーションを探して選択し、「選択」をクリックします。
プレゼンテーションのコピーが iCloud に保存されます。元のプレゼンテーションを Mac で編集した場合、編集したプレゼンテーションを再度 iCloud に保存するまで、iCloud に保存されたコピーに編集内容は反映されません。
「Keynote」を開き、「開く」ダイアログの左上にある「iCloud」をクリックします。
「Keynote」がすでに開いている場合は、「ファイル」>「開く」と選択すると、「開く」ダイアログが表示されます。
プレゼンテーションのアイコンをダブルクリックして開きます。
プレゼンテーションを編集すると、インターネットに接続している場合は、変更内容が自動的に iCloud に保存されます。インターネットに接続していない場合は、変更内容は保存され、インターネットに接続するとすぐに iCloud に送信されます。
コンピュータのブラウザを使用して iCloud Web サイト(icloud.com/iwork)にアクセスし、Apple ID でサインインします。
「iWork」をクリックし、「Keynote」をクリックします。
ダウンロードするプレゼンテーションを選択し、「ダウンロード」をクリックします。
ポップアップメニューから「Keynote '09」を選択します。
プレゼンテーションのコピーが Mac にダウンロードされます。プレゼンテーションを Mac で編集した場合、編集したプレゼンテーションを再度 iCloud に保存するまで、iCloud に保存されたコピーには編集内容が反映されません。
Mountain Lion を使用しており、iCloud に更新を保存する前のプレゼンテーションを複数のデバイスで編集した場合は、変更が同期されていないことを知らせるダイアログが表示されます。この場合、どのバージョンのプレゼンテーションを保持するかを決定できます。
ダイアログで、保持する各バージョンのプレゼンテーションの隣にあるチェックボックスを選択します。
「選択した項目を残す」をクリックします。
複数のバージョンのプレゼンテーションを選択した場合は、そのすべてが iCloud に保存されます。複数のファイルが同じ名前にならないように、プレゼンテーションのファイル名に番号が付加されます。たとえば、「Seven Wonders」というプレゼンテーションの 2 つのバージョンを保持する場合は、「Seven Wonders」と「Seven Wonders 2」というファイル名になります。
保存されたプレゼンテーションのバージョンはすべて、同じ iCloud アカウントを使用するよう設定されたほかのオンラインデバイスにも保存されます。
新規または編集したプレゼンテーションを iCloud に保存できない場合は、iCloud ストレージスペースがいっぱいになっている可能性があります。OS X Mountain Lion がインストールされている Mac で iCloud にプレゼンテーションを保存した場合は、保存したプレゼンテーションは Mac に保持され、スペースが空いたときに iCloud に送信されます。
iCloud ストレージのスペースを空けるには、以下のいずれかの操作を行います:
1 つ以上のプレゼンテーションを iCloud から削除します。
iCloud のストレージスペースを追加購入します。これは、iCloud 環境設定で実行できます(アップルメニュー>「システム環境設定」と選択し、「iCloud」をクリックし、「アカウントの詳細」をクリックします)。
iCloud からプレゼンテーションを削除または移動すると、iCloud、および同じ iCloud アカウントを使用するよう設定されたほかのオンラインデバイスから自動的に削除されます。
コンピュータに OS X Mountain Lion がインストールされている場合は、「Keynote」を開き、「開く」ダイアログの左上にある「iCloud」をクリックします。プレゼンテーションを「開く」ダイアログの外へドラッグします。
プレゼンテーションが iCloud から削除され、ハードディスクに移動されます。
コンピュータに OS X Lion がインストールされている場合は、以下の操作を行います:
コンピュータのブラウザを使用して iCloud Web サイト(icloud.com/iwork)にアクセスし、Apple ID でサインインします。
「iWork」をクリックし、「Keynote」をクリックします。
削除するプレゼンテーションを選択します。
ブラウザウインドウの右上にあるアクションメニュー(歯車のアイコン)をクリックし、メニューから「プレゼンテーションを削除」を選択します。
iCloud のプレゼンテーションの管理の詳細については、Documents in iCloud ヘルプのセクションを参照してください。