デフォルトで、スライドに配置したイメージがスライドより大きい場合、「Keynote」はダウンサンプリングと呼ばれる処理でスライドに合うようにイメージを縮小します。ダウンサンプリングされたイメージは、元のイメージよりもピクセル数が少なくなるため、一部のイメージ情報が失われます。JPEG フォーマットのイメージは JPEG フォーマットのままで保持されますが、その他のフォーマットは TIFF フォーマットに変換されます。イメージがダウンサンプリングされると、「位置と回転」インスペクタの「元のサイズ」をクリックして元のサイズに戻すことはできません。ダウンサンプリングを防止し、イメージを元のサイズで使用するには、「Keynote」の環境設定で自動ダウンサンプリングをオフにします。

イメージの自動ダウンサンプリングをオフにするには:
  1. 「Keynote」>「環境設定」と選択し、「一般」をクリックします。

  2. 「配置したイメージをスライドのサイズまで縮小」チェックボックスを選択解除します。

グラフィックスを大幅に拡大または縮小する場合は、事前に PDF に変換してから「Keynote」に読み込むことを検討してください。PDF ファイルは、大幅にサイズを変更しても、表示品質が落ちることはありません。ほかの種類のファイルでは、拡大または縮小した際に鮮明でなくなる場合があります。

ヒント:「グラブ」アプリケーションを使って、デスクトップ上のイメージを PDF ファイルに変換することもできます。「グラブ」を開きます(ハードディスク上の「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあります)。「取り込み」>「選択部分」と選択してから、PDF ファイルにしたいイメージを選択します。「ファイル」>「プリント」と選択してから、「プレビュー」をクリックしてイメージを PDF ファイルとして保存します。