テキストが本文やタイトルのプレースホルダ・テキストボックス内に正しく収まらないという問題がある場合は、「Keynote」によってテキストが自動的に縮小されるようにすることができます。このため、どのサイズを使用するのかを見つけ出す必要はありません。ボックスにテキストが収まりきらず表示されないときは、ボックス内に小さいプラス記号(+)によるクリッピングインジケータがテキストボックスの下に表示されます。

先に、縮小するテキストまたはテキストが含まれるテキストボックスを選択する必要があります。

選択したテキストボックスに収まるようにテキストを自動的に縮小するには、以下のいずれかの操作を行います:
  • テキストボックス下部のクリッピングインジケータをダブルクリックします。

  • フォーマットバーで、「自動的に縮小」というラベルの付いたチェックボックスを選択します。

  • Control キーを押したままテキストボックスをクリックし、「テキストを自動的に縮小」を選択します。

  • 「テキスト」インスペクタで、「テキストを自動的に縮小」というラベルの付いたチェックボックスを選択します。

    ボックスに収まるようにテキストが縮小された量が、「テキスト」インスペクタのチェックボックスの横に表示されます。

テキストを自動的に縮小すると、テキストボックスに収まるようにフォントと行間隔が必要に応じて調整されます。テキストに対して行った固有の行間隔設定やフォントサイズ設定は上書きされます。ただし、「Keynote」では、40 % を超えてテキストが縮小されることはありません。テキストが多すぎて 40 % 縮小してもテキストボックスに収まらない場合には、クリッピングがまた発生します。その場合は、ボックスに含めるテキストの量を減らすか、フォントサイズを小さくするか、テキストボックスに収まるフォントに変更する必要があります。

自動縮小が適用されたプレースホルダ・テキストボックスからテキストをコピーして、自動縮小なしのテキストボックスにペーストすると、テキストは元のサイズで表示されます。自動縮小が適用済みのプレースホルダ・テキストボックスにテキストをペーストすると、テキストボックス内のすべてのテキストがボックス内に収まるようにもう一度調整されます。

参考:縮小されたテキストのサイズは、「フォント」ウインドウで表示されず、「テキスト」インスペクタの行間隔および文字間隔のスライダに反映された通りの間隔ではありません。これらのコントロールは、元のテキストサイズの場合のフォントサイズ、文字間隔、行間隔を表し続けます。自動縮小が適用されたテキストに対してこれらの設定を調整すると、元のテキストの設定に影響します。元のテキストの設定は、テキストをコピーして、自動縮小が適用されたことのない新しいテキストボックスにペーストした場合のみ確認できます。

自動縮小はスライドマスターのプレースホルダ・テキストボックスに適用でき、その品質はマスターを基にするすべての新しいスライドに継承されます。スライドマスターを変更する方法については、マスタースライドとテーマをデザインする内の各トピックを参照してください。